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プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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64:【価値基準を機能から意味へ】

2009/11/09 (Mon) 06:00
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                 日経ビジネスに見る「経済先読み・解読」 015号    
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 価格が下がっています。  
 消費者の立場であれば「いいこと」ですが、手放しに喜んではいられません。
 経済が成長するということは、物価は緩やかに上昇するという前提で考えられています。
 国が豊かになるということはそのようなことなのです。 しかし、グローバル化の進展にともなって、豊かになりすぎた日本は急激に引き戻されています。
 どこに収斂するのか。
 その収斂した時の世界を想像して事業を進めていかなくてはなりません。

 今週の日経ビジネスでは、従来の機能を追求する製品開発では立ち回れないことについてを示唆しています。

 「崩壊」と言っていいほど激しい価格の下落に対処する術は、従来のモノ作りの延長線上にはもはやありません。
 従来のモノ作りでは、新しい機能を付加することで価格を引き上げてきました。その手法が、今完全に行き詰っています。利益を生まない、文字通り無益な「機能競争」と決別すべき時がやってきました。

 この特集の中で、一橋大学の教授がこのようなことを言っていました。
 「日本の製造業はモノ作りの概念を根本から考え直すべきだ。『良いものを安く作る』から『安く作って高く売る』経営への転換が必要だ。
 日本の製造業は、生産工程の合理化と研究開発投資による製品機能のイノベーションで競争力を保っていた。それが成立したのは、機能が付加されればされるほど、価格も上昇するという相関関係があったから。しかし今は、機能と価格の相関関係は崩れている。
 『高機能=高付加価値』との認識は、グローバル化が深化し価格下落が恒常化する環境では通用しない。単純なスペック競争では、価格下落の世界では生き残れない。
 研究開発の目的を機能競争に向けていたものを『意味的な価値』に振り向けるべきである。
 『意味的価値』とは、『顧客が主観的に意味づける価値』のことである。簡単に言うと、顧客の要求にこたえる価値のことである」

 アップルの「iPod」が受けたのは、技術面では目新しさはないものの、そのインターフェイスやデザインが顧客の心をとらえたらからであるし、任天堂の「Wii」が受けたのは、自ら体を動かして遊ぶという、それまでのテレビゲームにはない価値を付加したらこそヒットしたのです。
 ライバルのソニーが「プレイステーション3」で、スーパーコンピューター並みのセルチップを開発し、あれやこれやと機能を満載しても売れていないのと対照的です。

 「iPod」も、「Wii」も、プラズマテレビですら、今の世の中部品をかき集めてできるものです。製品開発に対して、技術面で新しいものが必ずしも必要であるとは限らないのです。
 これは、我々中小・小規模企業にとってはとてもチャンスです。
 高い人件費と研究開発費をかけて行う新しい技術開発は大企業にお任せします。
 我々は、アイデアと知恵を絞り出し、それらをパクッて「意味的価値」をつけていきます。
 
 お客様にとっての「意味的価値」
 モノやサービスの提供側であると同時に、仕事から一歩離れれば我々も消費者です。
 「自分にとっての意味的価値が何なのか」から考え始めてみましょう。



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テーマ : ☆経営のヒント☆ - ジャンル : ビジネス


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