fc2ブログ

カレンダー

05 | 2010/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

フリーエリア

232:【赤い大波を乗りこなせ!】

2010/06/21 (Mon) 06:00
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
               日経ビジネスに見る「経済先読み・解読」 046号
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

                 「日経ビジネス2010年6月21日号 no.1546
             『新しい上司は中国人~増殖するチャパン経済圏』」より

                     【赤い大波を乗りこなせ!】
 「チャパン経済圏」
 妙な造語ができたものです。チャイナとジャパンを掛け合わせて「チャパン」としています。
 確かに身の回りおける「チャイナ」は日増しに増えていっています。
 今週の特集は、ヒト・モノ・カネがどんどん流入してくる中国との関係についてです。
 この現実をどう捉えるか。抵抗感があるのも事実ですが、成長を考えるとうまく受け入れていかなくてはならないのが事実です。

 世界規模で中国企業が買収を加速させています。
 レノボ・グループによる米IBMのパソコン事業を始めとして、カザフスタンの石油会社、スイスの石油会社、スウェーデンの自動車会社であるボルボなど、大型の買収が続いています。
 日本においては、レナウンやラオックスといった誰もが知る企業が立て続けに買収されています。
 中国企業の傘下に入るということとは、どういうことなのでしょうか。
 先月に中国の繊維メーカー「山東如意(シャンドンルーイー)科技集団」の傘下に入ることとなったレナウンでは、7人の役員のうち、3人を中国側から受け入れるとのことです。中国人取締役が社内を闊歩することで社内文化を変革しようとしています。
 レナウンの持つブランドを、山東如意の持つ中国内の流通チャネルに乗せることで、中国の中間層に売り込んでいきます。同時に、レナウンと同様に山東如意が買収したドイツやイタリアのブランドを日本市場で販売していきます。
 お互いの良い持ち味を相乗効果として発揮することだができそうです。
 果たして、この買収はどんな流行を産み出してくれるのでしょう。

 家電量販店のラオックスは、昨年の8月「蘇寧(スニン)電器集団」に買収されました。中国出身の新しい社長さんは、ラオックスの国際化を進めるとのことです。従来のラオックスには、外国人に閉鎖的な雰囲気があると感じていたそうで、どの国籍のお客さんでも気軽に入れるようにするべく、店員の接客方法を変えて、気楽に異文化コミュニケーションを取れるようにしていっています。
 外国人客に人気のある商品を揃え、外国人の店員を増やしています。すでに秋葉原の本店では、店員の半数は外国人となっています。

 中国に買われているのは、何も電化製品や企業そのものだけではありません。不動産も中国に買われています。
 ある日本の不動産投資物件を探しに来た中国の方はこう言っています。
 「幼いころ、私たちは今ほど経済的に恵まれてはおらず、日本のアニメやドラマを安い海賊版DVDで見ていた。それが経済成長とともに豊かになり、日本の不動産を買えるようにまでなった。それにしても東京の物件は割安だ。上海の物件は、不動産投資ブームで高くなってしまっている」
 中国の富裕層を当て込んだ不動産ビジネスは、別荘開発にも及んでいます。家具販売チェーンのニトリは、北海道の千歳市に17棟の別荘を建設中であり、将来的には1000棟まで拡大していきます。
 「千歳がチャイナタウンになる」といった反発がある一方で、映画のヒットがきっかけに中国人の観光客が北海道に押し寄せています。中国人の勧誘は、北海道挙げての方針となっています。地域活性化にとって中国人観光客は欠かせない要素なのです。
 この傾向は、北海道だけではありません。
 月に一度、上海から来る大型観光船が入港する長崎では、市の中心部にある商店街で中国人向けの商売が盛り上がります。
 薬局では、粉ミルクが売り切れ、化粧品やハンカチをまとめ買いしていきます。大型の観光バスが止まることができるように駐車場を整備し、中国人専用の案内ブースを設け、イベント会場では日本舞踊の実演を行います。
 既に観光業界から商店街に至るまで、中国シフトは進んでいるのです。

 中国人が日本に来て購入する商品は、食料品、日用品、化粧品、電化製品が7割をしめます。また、一度の来日のツアー料金は約30万円、さらに国内で買い物として30万円ほど使っていきます。
 7月から対象が広がる個人観光ビザの発給が実現すれば、対象者は一気に10倍まで広がります。日本経済を活性化させる起爆財には十分成り得ます。

 「観光客」とは別の考え方で中国を迎え入れるビジネスがあります。
 中国の高校や大学を卒業して日本に留学を希望する若者に対して、「日本留学試験」などで高得点を取れるように日本語を特訓する語学学校や、中国語で運転技術を教える自動車学校、中国人を親に持つ子供向けの保育園といった暮らしを支えるビジネスが急拡大しています。
 中国人を観光客として捉える一方、在留する中国人向けのビジネスを考えることができるのです。
 暮らしを支えるといった視点に立つと、様々なアイデアが浮かびます。
 町の不動産屋、美容院、病院、保険の販売など、会話でのコミュニケーションが必要な産業で中国を受け入れるのです。

 中国からのヒト・モノ・カネの流入。
 モノは中国製のものが十分に入ってきています。ヒトは、観光客、在留中国人ともに増えています。カネは、企業の買収や不動産投資によって入ってきています。もはや、日本経済はあらゆる意味で、中国人の存在なしには回らないでです。
 まずは、この事実を受け止めること。そして、中国と日本を融合させることによる商機と成長の機会を探ります。
 後はどう実行するかです。
 赤い大波は来ています。この波を乗りこなせるかどうかは、覚悟次第です。
 怖がらずに、タイミングを合わせてボードの上に立てば、以外とうまく波を乗りこなせたりするのかもしれません。

スポンサーサイト



テーマ : ☆経営のヒント☆ - ジャンル : ビジネス


メルマガバックナンバーコメント(0)トラックバック(0)|

ブログ TOP