2010/08/31 (Tue) 06:00
今月末締め切りの執筆業務でラストスパートをかけています。
すべて共著ですが、うまくいけば、今年中に書籍化される本が6冊となります。
ひとつの大きなテーマに、複数の中小企業診断士が集まり執筆をしています。
それぞれ担当するパートの原稿を拝見させていただくのですが、
これがとても勉強になります。
みなさんとても文章が上手で、構成も分かりやすくまとめられています。
ただ、ひとつ気になるのは、書かれている内容が集めてきた事実ばかりで、
自分の意見が書かれていないのです。
私が文章を書くときに、注意しているは、
「事実だけを伝えるのではなく、自分の意見をひとつでも入れること」
です。
世の中の最新の動きをレポートするだけなら、インターネットで十分です。
伝えるべき情報と世の中の潮流をミックスし、「だから何?」の答えを書き加えます。
それがないと、書いている意味がないような気がするのです。
本当は、誰も私の意見など聞きたいとは思わないのかもしれません。
それでも、自分の意見を取り込むのは、そこに存在感を示したいからです。
私より文章の上手な人はたくさんいますので、誰が書いても同じ内容なら、
私じゃないほうがいいでしょう。
誰が書いても同じ内容の文章は書きたくありません。
自分なりのメッセージを発信したいのです。
So What?(だから、何?)と、Why So?(どうしてそうなの?)
常日頃、求められているのはこの二つなのです。
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