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プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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264:【みんながヤバいヤバいと言っている】

2010/08/02 (Mon) 06:00
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               日経ビジネスに見る「経済先読み・解読」 052号
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                 「日経ビジネス2010年8月2日号 no.1552
            『重厚長大、背水の陣~勝つための再編か、明日なき衰退か』」より

 「日本には企業の数が多すぎる」
 ここ数年、経済のニュースを見ていると、規模で勝る海外勢に負けっぱなしの日本企業の姿が浮き彫りになっています。
 あらゆる産業においてプレーヤーが多すぎるため、国内の競争で経営資源を消耗してしまい、規模のメリットがモノを言う国際競争に十分な投資余力を残せていません。
 業界内にプレーヤーが多いのは、「家業」意識が強いので、他社と提携することや、ましてや買収されることを受け入れられないことが理由の一つだと指摘されています。
 また、そこそこの市場規模がある国内市場にばかり目が向いてしまっているので、それなりの企業規模でも十分にやってこれたことも、企業再編が進まない理由の一つです。
 日本市場は追い込まれており、冒頭の「日本には企業の数が多すぎる」ことは自明の事実です。どの産業もスピーディーで大胆な再編を求められています。

 これまで日本企業は、高い技術力による高付加価値の製品を供給することで、世界に存在感を発揮してきました。高付加価値の製品を主力とするため、価格競争に巻き込まれにくいという強みがありました。
 ところが、この高付加価値路線が揺らぎ始めているのです。
 日産マーチの新型車が発売されました。
 マーチといえば、日産の看板車で最も販売台数が多いクルマです。そのマーチに鋼材を供給するのが、日本の鉄鋼メーカーではなく、インドや韓国、中国のメーカーとなってしまいました。
 これまで日本の鉄鋼メーカーは、日本の自動車メーカーと手を組み、共に品質を磨き合ってきました。軽くて強い高性能の鋼材を生産する、新興国にはまねできない高い技術力も持っています。薄くて軽いハイテンという素材を、年間に数万トン、全く同じ品質でつくることができるのは、いまのところ日本企業しかありません。
 問題は、「この優位性がいつまで続くか」です。
 汎用品でシェアを高めた新興メーカーは、より多額の利益を上げることにより、その収益を研究開発費や設備投資につぎ込んできます。
 おそらく、早い段階で新興メーカーも日本に劣らない品質の鋼材を開発してくることが予想されます。
 国内の競争に疲れ果てた日本企業は、企業体力が劣った状態で、今の優位性を維持できるのも時間の問題となります。

 この話は、自動車と鉄鋼メーカーだけのことではありません。自動車に使われるあらゆる部品、電化製品、携帯電話、食品、化粧品などあらゆる産業で起こりつつあることなのです。

 この状況に対するひとつの解が、「再編」です。
 ここ最近、東芝と富士通の携帯電話事業、三菱系の食品卸、半導体のルネサスエレクトロニクス、パナソニックの電工と三洋の完全子会社化と、企業の再編が急加速しています。
 どの企業も再編によって、規模の経済の追求と海外市場への進出を目指しています。
 広がる世界市場に踏み込まず、縮む国内市場でシェアを奪い合う消耗戦の先に生き残りの道筋は描けません。
 企業統合・事業再編こそ成長戦略なのです。

 これは、われわれ中小・小規模企業においても同じことが言えます。
 みんな、「ヤバいヤバい」とはいっているものの、総論賛、成各論反対という姿勢をとるばかりです。

 「企業の統合、事業の再編なんて俺達には関係ないよ・・・」
 本当にそうでしょうか。

 やり方は様々です。
 再編は、なにも「企業丸ごと」だけが選択肢ではありません。事業のリストラや技術交流、販路の共有など相乗効果を出しやすい「部分連合」という選択肢があります。
 それなりの準備の時間も必要です。「今日手を組んで、明日から一緒」といったことはありえません。それなりの助走期間を取る必要があります。
 それが「グループ化」です。
 まずは、中小・小規模企業同士がグループを組んで、ひとつの事業に取り組んでいきます。国が用意する制度があり、補助や支援をしてもらうこともできます。
 単独では成しえなかったことを、グループを組むことによってできるかもしれないのです。
 ひとつの事業を行う過程で、信頼を積み重ね、再編への第一歩を踏み出すことが可能となるのです。

 我々中小・小規模企業の発注者である大企業の足元がふらついています。「今まで注文してくれていたから」は今後通用しなくなります。
 逆手をとれば、これはこれでチャンスです。
 ガチガチに固められていた取引に参加するチャンスなのです。
 そのチャンスを掴む大きな手段が「再編」です。

 「家業」から脱する時がきているのです。

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テーマ : ☆経営のヒント☆ - ジャンル : ビジネス


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