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プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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326:【非合理の戦略】

2010/10/29 (Fri) 06:00

新しいお客様です。

「優れた戦略とは、一見非合理に見えることを実行することだ」と本に書いてありました。
その非合理から成功した会社の社長さんにお会いしてきました。

その会社は電気部品を組み立てる仕事をしています。
手作業が多い仕事であり、パートさんや内職さんを上手に活用して事業を拡大していきました。

労働集約型の仕事です。ひとつ何銭の世界です。
機械化をすることはできるのですが、マシンを一台導入するのに何百万とかかります。
同じ形状で同じ加工をするものが何十万個と出る仕事が約束されているのであれば、
機械化に踏み切れます。
ところが、多品種小ロットが増える中で、こういった投資に踏み切れる会社はありません。
「どう考えたって、商売として合わない」
非合理に見えるからです。

ところが、この社長さんは機械化に踏み切りました。
機械を導入し、多品種小ロットでもどんどん受注していきました。

普通なら投資を回収できないと考えれらるものの、この投資のお陰で今も生き残っています。

なぜ、いまのような状態があるのか。
それは、この機械化をすることによって、今まで取引になかった企業との取引が始まったことと、
工程を多段階で受注できるようにして、儲からない部分を儲かる部分で調整することができる
ようになったからです。

これは、機械を導入する際には、予想していない事でした。
結果論として、こうなったわけですが、私は、この社長さんはある程度の勝算を
持っていたのではないかと踏んでいます。

昨日始まったばかりのこの社長さんに、ここら辺のことをもう少し深く掘り下げて聞いてみたいと思います。



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