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プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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350:【社長のウソ】

2010/12/03 (Fri) 06:00

とてもおいしいケーキを作るケーキ屋さんがあります。
粉もミルクも最高級な素材を使っており、食べた人のほとんどがおいしいと言ってくれます。

ただ、このケーキ屋さん、全然儲かっていません。
社長さんは、ケーキを焼くのに精いっぱいで、なんだかとても疲弊してしまっています。
おいしいケーキを焼いて、それを食べた人はとてもハッピーな気持ちになるのに、
この社長さんだけが、つらそうなのです。

きっかけは、夏の売上減少でした。
今年の夏は記録的な猛暑で、飲食や物販関連はどこも壊滅状態でした。
このケーキ屋さんもご多分にもれず、非常に苦戦しました。

この売上の減少によって、資金繰りが苦しくなり、今とても苦労されています。
少しでも状況を改善しようと、必死になってケーキを焼いているのですが、
なかなか思うような結果がでません。

ただ、昨日お伺いしたお話では、だいぶよい兆しが見えてきてるとのことでした。
このところ、客数が増えてきており、初めてお店に来られるお客様もいらっしゃるとのことです。
来店の動機を尋ねると、「知り合いに聞いた」と言ったことが多いそうです。

固定客の方が、「あそのこケーキはおいしい」と、いわゆる口コミを広げてくれているのです。

また、9月から始めたスタンプカードも機能してきました。
既に、300枚ほど発行しているのとことで、スタンプ目当てにリピートしてくれ始めているとのことです。

とすると、とてもよい循環が生まれています。
誰もがおいしいというケーキなのは間違いないので、
固定客が口コミで新しい顧客を作り、一度来店した方は、スタンプカードでリピート客となり、
リピート客は固定客となって、新しい顧客をつくってくれる。

社長の話にある現象をまとめると上記のようなこととなるのですが、
現実は、こうなっていません。
思うように数字が伸びないのです。

社長の話のどこかに「ウソ」があります。
「ウソ」といっても悪気のある「ウソ」ではありません。
確認の取れていない事実が含まれてしまっているのです。

このお店は、全くと言っていいほど、データをとっていません。
どんなお客さんがどの程度買ってくれていて、そのお客さんはどうして来店してくれているのかが
把握できていないのです。
しかし、データを取らない限り、社長の話のどこが「ウソ」なのかがわかりません。

データが取れないのは、「忙しすぎて出来ない」というのが理由です。
「重要であり緊急であること」ばかりで、他のことに目を向ける余裕がないからです。

「重要であるが緊急でないこと」に目を向けない限り、今の状態から脱することは難しいと思われます。
このことについて、気付いてもらいたいのですが、今回もうまくいきませんでした。

本当にとてもおいしいケーキなのです。
私と同じように、一度急ブレーキを踏んで、方向を変える必要があります。
急ブレーキを踏む勇気を持ってもらえるよう、伴走していければと思っています。


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