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栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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415:【子供たちが笑って過ごせる日々を取り戻す】

2011/03/22 (Tue) 06:00
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               日経ビジネスに見る「経済先読み・解読」 083号
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        「日経ビジネス2011年3月21日号 no.1583 『3・11~日本最大の試練』」より


 今、私たちが遭遇しているのは紛れもなく「国難」です。受けた被害の度合いに差はありますが、日本人で無傷でいられる人は皆無です。
 それは、子供とて同じです。
 あの日から数日間、私の子供からも笑顔が消えました。いつもなら笑いをもたらしてくれるテレビからは、痛ましい映像が連日報道されており、それを見る大人は悲痛な表情を浮かべるばかりです。
 被害をよく理解できない小さな子供たちも、「笑っちゃいけないんだ」ということを空気から読み取ります。
 先週の金曜日、普段食事中にテレビをつけることのない我が家は、お笑い番組を見ながらみんなで食事をしました。
 遠慮なく笑っていいんだということを示したことで、子供たちもすこし安心したようです。それ以上に、いつものようにテレビを見て笑っている子供の姿をみることで安心したのは私たち夫婦です。
 この国難を乗り越えるために、私たちに何ができるのでしょうか。
 この国難から新しいことを学び、活かすことはできないのでしょうか。
 この起こってしまった不幸を単なる事実にとどめるのではなく、飛躍のきっかけにしていけるのではないでしょうか。
 この国難を乗り切る過程で、私たちが大事なものを取り戻せる気がしています。

 カザフスタンにある「ソニー・中央アジア駐在事務所」の所長さんは、韓国勢の牙城である中央アジアへと1人で乗りこんでいきました。
 世界のソニーと言えども、ここでは新参者です。サムスン電子とLG電子によって市場の6割を押さえられてしまっている中で、この所長さんのとった方法は、ひたすら泥臭く、地道に行う営業です。
 午前中、会社内のミーティングを終えると、毎日4~5件の量販店、販売代理店を回り、展示の仕方や接客を指導したり、新しい販路の交渉をしたりします。
 韓国勢が見向きもしない小さくて非効率な販路も「がむしゃら」に拾っていきます。
 量販店で一番よい場所を取ったと思っても、翌日行くと、そのスペースは奪われていることなどしょっちゅうです。負けじと取り返し、その繰り返しが続きます。
 「こうして勝ち取る局地戦での勝利を重ねれば、どんな手ごわい相手だっていつか倒せる」と、この所長さんは言っています。
 私たちは、どこかこの「がむしゃらさ」を忘れてしまっているのかもしれません。この震災は、「がむしゃら」に生きる以外、術を持たない方々からリアルな情報をもらうことができます。被災地の方々から、本当の「がむしゃらさ」を教わることができるのです。

 インドネシアで仕事をする「ユニチャーム」のブランドマネージャーさんは、世帯収入が日本円で1万円もない家庭に向けて紙おむつを販売しています。
 富裕層にしか購入されていなかった紙おむつを低所得者層にも販売しようと様々な試みを行いました。
 そのうちのひとつが、200軒以上の家庭訪問です。インドネシアの低所得者層が、どのような環境で何を考えながら紙おむつを使っているのかを知るには、彼らの家の中までを覗かないと分からないからです。
 そこで得た情報から、欧州の効率的なマーケティング手法をとらず、華僑のような人的なネットワークを使っての販売手法でもない、日本式のどぶ板営業方法で市場を開拓していきました。
 その内容は、仏カルフールや地元資本のスーパーマーケットといった販路ではなく、「ワルン」と呼ばれる町中に多数ある雑貨店への販売です。インドネシアに200万店以上あると言われているこの一大流通勢力は、その複雑さからどこから手をつけていいか想像もつきません。それゆえに外資の大手も参入できないのです。
 結局のところ分かったのは、「泥臭くやるしかない」ということでした。
 結果的に「ユニチャーム」は、米P&Gやキンバリークラークにはできないやり方で、大きな市場シェアを確保したのです。
 私たちは、効率性を求めるあまり、楽な方法ばかりを選択しすぎていたのではないでしょうか。泥臭いやり方は、そもそも選択肢の中にすらはいっていないのかもしれません。なんだかんだ言い訳をしながら、このめんどくさいやり方を避けてはいなかったでしょうか。
 日本における大手と言えども、知名度や拠点のない海外では、我々中小・小規模企業と一緒です。私たち中小・小規模企業も「泥臭くやるしかない」のです。
 被災地の復興も、泥臭い作業を一つひとつ積み上げて行くほかありません。私たちには、それをする力があるのです。

 豊かさが当たり前になって、日本全体が「現状でいいんじゃないか」という雰囲気にのまれてしまったことが、バブル崩壊後の失われた20年を生みだしました。
 経済が成熟し、チャンス自体が少なくなっていることも原因なのかもしれません。チャンスが少ない代わりに、豊かな生活が保障され、「別にこのままでもいいや」という雰囲気が強い日本をどこかに追いやってしまっただと思います。
 国際競争力を失い、なかなか景気が回復しない中で私たちは自信を失っています。しかし、戦後何もないところから発展を遂げた日本は決して弱くはないのです。
 この国難を乗り越えることが、「私たち日本人は弱くない」ということを、私たち自身が認識するチャンスなのです。
 -3・11-
 「この日があったから、今がある」と言える社会を築くのは私たちです。
 子供が普通に笑って過ごせる生活を築くのは私たちです。

もっと軽い荷物にして欲しい、と祈ってはならない。もっと強い背中にして欲しい、と祈りなさい ~ セオドア・ルーズベルト
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テーマ : ☆経営のヒント☆ - ジャンル : ビジネス


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