2012/01/31 (Tue) 06:00
市場内の水産仲卸事業者さんのお手伝いが続いています。
昨日は、2件の仲卸さんへのアドバイスを行いました。
水産仲卸さんを取り巻く環境はとても厳しいです。
市場外取引が増えるとともに、メインのお客さんであった市井のお寿司屋さんや小規模のスーパーがどんどんなくなっているからです。
業況が厳しい事業者さんに共通することなのですが、情勢が良くなることを待っていても決して改善はされません。
「少しの間がまんすれば、昔のようにまた戻るさ」と思っているのは間違いです。
口ではそんなこと思っていないと言っていても、「まだどうにかなる」という甘さがどこかに残っています。
待っていても何も変わりません。
どんどん悪くなる一方です。
自らを周りに合わせていかなければならないのです。
極端なことを言えば、生き残るためには、市場から出ていくことも視野に入れなければならないのです。
今回は残念ながら方向性を指し示すだけで、どう変わればいいというような具体的なことに踏み込む時間がありません。
ただ、誰かが言ってあげないといけないのです。
「変わらなければ相当まずいぞ」ということを、しつこいほどに伝えるのです。
それができただけでも、よかったのではないかと思っています。
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