2012/04/27 (Fri) 06:00
郷土料理というものがあります。
その土地で、ずっと昔から食べられてきた料理で、各家庭によって微妙に味付けや使用する素材が違ったりするものです。
様々な郷土料理がある中で、その料理が生まれたきっかけに、あまり食べ物が無い中での創意工夫によって生まれたことがあります。
栃木には、「しもつかれ」という郷土料理があります。
毎年、節分が終わった当たりに作られる料理で、サケのお頭と大豆、大根とにんじんをすりおろしたものに酒粕を混ぜて煮込んだものです。
独特の味と香りからその好き嫌いがはっきりと分かれること、家庭によって味が異なることなどといった特徴があります。
大かた、母方のしもつかれが伝承されていくようなのですが、ここ最近はそれが途絶えつつあるようです。
新しくお手伝いする事業は、この郷土料理をいかにして伝承していくかがテーマとなりそうです。
伝統工芸や昔からの技術の伝承といったテーマについては、過去に取り組んだことがあるのですが、郷土料理は初めてのこととなります。
食べ手がいないことも問題ですが、作り手がいなくなってしまうことはもっと問題です。
ますは、なぜ作られなくなってしまったのかについて、調べていかなくてはなりません。
おもしろいテーマをいただきました。
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