2013/07/23 (Tue) 06:00
不要なものとして捨てられているものに、価値を見出す人がいます。
今回の案件も、その顕著な例となっています。
ある地域で、休耕地の有効活用として柚子の木を植えました。
あくまでも片手間の栽培なので、農薬の散布等は行いません。
つまり、有機栽培となります。
そのような状況で栽培された柚子は、絞られて液体になります。
柚子の液体は、焼酎に入れられたり、ポン酢に入れられたりして売り出されます。
今回は、液体の搾りカスや種が喉から手がでるほど欲しいという事業者さんと、搾りカスや液体にはなりようにない種の処分に困っていた団体さんのマッチングでした。
柚子を扱う団体さんにとっては、タダ同然で欲しい人に分けられたり、捨てられたりしたものに価値があるとは全く思いもしなったとのことです。
これらが有効活用され、地域の活性化に役に立つのであれば、喜んで提供してくれるとのことです。
カスを使いたい事業者さんにとってもうれしいことです。
なかなか見つからなかった調達ルートを見つけることができ、しかも付加価値となる有機栽培です。
引きあわせるまでは、どうなるか心配だったのですが、結果的によい方向に進みました。
事業を進めるにおいて、大きな一歩となりました。
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