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プロフィール

栗田 剛志

Author:栗田 剛志
横浜在住の駆け出しコンサルタントです。
真の士(サムライ)を目指して、刀を磨き続けます。
「刀は錆びていないか・・・」
自問自答の日々です。
父親の興した会社を引き継ぎ、世の中の中小・小規模事業者を同士としてサポートしていきます。

営業力強化の支援
マーケティング戦略立案
店舗運営管理
販売員のマネジメント
ロジカルシンキング
を得意とします。

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1140:【家族は何のために一緒にいるのか】

2014/03/24 (Mon) 06:00
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               日経ビジネスに見る「経済先読み・解読」 234号
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                 「日経ビジネス2014年3月24日号 no.1734
               『食卓ルネサンス~100兆円市の新攻略法』」より


「若い時の食生活は、歳をとってからでてくるよ」
私の母親はこう言い続け、できる限り手作りで栄養が偏らない食事を作り続けてくれました。よっぽどのことがない限り店屋物をとったり、出来合いの総菜が食卓に並ぶことはなく、いわゆる「おふくろの味」を食べることが当たり前でした。
また、父が自営業で住居と職場が近かったこともあり、毎晩7時には家族全員揃って食卓を囲んでいました。よその家庭を知らなかった当時は、それがどの家庭でも当たり前であることを疑わなかったのですが、社会に出ていろいろな話を聞くと、それはとても特別であるとともに、自分でそうしようと思っても簡単にできることではないことを知りました。
家族のあり方や仕事の仕方、ライフスタイルが多様化する中で、日本人が信じてきた食卓の理想は成り立たなくなりつつあります。
食に関する商品やサービスを提供する側としても、その流れは無視できません。今週は、食に関する消費者行動の変化についてのお話です。

百貨店の販売員である女性は、夫と5歳になる子供を持つものの、自宅で全く料理をしません。仕事柄、土日出勤が当たり前で、夫とも休日が合わないすれ違い生活であるため、料理をする機会がないそうです。
夫婦とも仕事がある平日は、近くに住むこの女性の母親に夕食の支度を頼みます。母親も仕事をしているため、手作りをする余裕はなく、出来合いの総菜が中心となります。
週に2回ある平日の休みは、息子と過ごせる貴重な時間です。保育園には午後3時といつもより早めに迎えに行きます。その後は、息子の好きな公園やショッピングモールなどへ可能な限り足を運びます。
夜は夫と待ち合わせて外食です。その日の気分に合わせて行きたいレストランを決めて現地集合とします。周囲には、スシロー、大戸屋、サイゼリア、やよい軒など子連れで入りやすい店舗が数多くあります。
この女性は言います。
「週末子供と過ごせない分、平日の休みはほとんど外で過ごす。夕食は夫も一緒に外で済ませるのがほとんど。私は、これからも調理しないと思います」

ある男性は、この2年ほど家族全員で自宅の食卓を囲んでいません。妻と息子、義母の3世代で同じ家に住んでいますが、教員である妻は仕事で忙しく、この春まで大学受験をしていた息子も予備校通いで帰りは遅くなっていました。
義母が用意してくれた料理を帰宅した順にバラバラに食べることが日常となり、食後は皆リビングに留まり思い思いの行動を取ることが多いそうです。
たまたま夕食時に全員揃った時は、「珍しいから外でおいしいものでも食べよう」と考えます。誰かが食事の準備をすれば、その人は家族の団欒に加わることができなくなるからです。
家族が揃う時は特別で、バラバラなのが普通といったことが、今の日本の標準なのかもしれません。
人様の家庭についてどうこう言うつもりはありませんが、何か言いようのない違和感を覚えます。余計なお世話であることは十分承知の上で、「本当にそれでいいのですか」と問いただしてみたくなるのです。

食品スーパーのマルエツでは、この春からカレー売場の変革を進めようとしています。従来、カレーの棚が全部で5本ある場合、ルーの棚が3本、レトルトが2本という構成が標準的でした。それをルーで2本、レトルトで3本と割合を逆転させます。
商品部の担当の方はこう言います。
「バラバラに食事を取ることが増え、大量にカレーを作っても余って、かえって高くつくことなどが増えた」
レトルトには、調理いらずという簡便さに加え、家族それぞれが好きな辛さや具材、味付けを選べます。
家庭の味の定番である味噌汁においても転機が訪れています。マルエツでは、ここ1~2年でカップなどの即席みそ汁の売上がどんどん増え、今では基礎調味料の味噌を上回っている。技術革新によって、即席タイプでも大きな具が入っていたり、食感が改善していたりとおいしくなっていることも大きな要因です。
このような変化に食品メーカーも対応策を打っています。基礎調味料の代表メーカー、キッコーマンは簡便調味料へシフトしています。主力のしょうゆは、しょうゆ情報センターによると2012年の出荷数量が80万7060キロリットルと、この20年間で3割減りました。
そこで今、力を入れているのが「おふくろの味」を代替することです。「すき焼き肉豆腐」「揚げだし豆腐のみぞれあん」といった和風総菜の調味料「うちのごはん」シリーズを27種類も展開しています。同シリーズの売上高は2013年に前年比2割増の50億円に達しました。
従来、家庭における料理の味付けは「さしすせそ」と呼ばれる砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌などの基礎調味料がベースになっていました。これらの基礎調味料のうち、消費量が落ち込んでいるのは味噌やしょうゆだけではありません。
調理済みの総菜やレトルト食品が増え、誰もが手軽に「自分好みの味」を見つけやすくなった中で、基礎調味料を組みあわせて自分で味を決めることのリスクを敬遠する人が増えているのです。
家庭は「おふくろの味」を伝達、創造することよりも、市場にある味で自分に合うものを探す方に力点を置いているのです。

家族は何のために一緒にいるのか。今の食卓の変化は、こうした根本的な問いとなります。食卓に被せられていた「家族の象徴」という冠を剥ぎ取り、定義しなおさざるを得ないようです。
個人的にはどうにか元に戻せないものかと考えるのですが、ビジネスにおいては、家族であっても別々の食事を取る「個食化」と、調理の手間と時間を極力減らす「作らない化」の潮流に乗り遅れてはいけません。

今週の名言:難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く ~ 井上ひさし


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